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『あたたかな雪』 ダイナ・マコール
超能力を持つデボラは、世間から疎まれ、山奥でひっそりと暮らしている。ある日、飛行機の墜落現場で押さない子供と女性が助けを呼ぶのを感じ、意を決してふぶきの山へと向かった−−−ふたりに命の危険が迫っていることを予知して。
そこで彼女は、幼い子供の家族でもある青い瞳の屈強な男マイクに出会う。マイクはデボラの能力への不信感を隠そうともせず、魔女でも見るようににらみつけてくる。だが、マイクの手がふれた瞬間、デボラは近い将来、彼と結ばれると予感した。それでも動揺を隠し、雪山でともに生存者の捜索を始めるが・・・・。


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欲しくて買ったわけではないんですが、読み終えた読後感はかなり良品。

登場人物が魅力的なのは当然といば当然ですが、幼い子供とその父親、その父親の父・・・と実に5世代に渡る男性が登場し、かつ、全員が傷を持ちながらも誇り高く生きている、という、なんていうか格好いいお爺ちゃんズなわけです(あ、子供の父親はまだ20代だし、その祖父といってもまだ40歳なので「お爺ちゃんズ」は語弊があるかもしれませんが・・^^;)。

一番心に残ったシーンは、実は、犬を埋葬するところ。
この世に生を受けた以上、死もあるもの。ですが、生あるものが生きていくために、大事な人・大事な仲間と死によって引き離された時、出会えたことに感謝しつつお別れをする。そのプロセスに立ち会うことがどんなに必要なことか・・・。

あとがきに、著者が本作品の執筆中に大事な人とお別れをしなければいけなかった、と書いてありました。それがこのシーンの心に残る一番の理由なのかもしれません。

 

テーマ:ロマンス - ジャンル:本・雑誌