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『恋のたくらみは公爵と』 ジュリア・クイン |
舞踏会の夜、望まない求婚者から2度目のプロポーズを受けて困り果てていた子爵令嬢ダフネ。そこに現れたのは、長い海外生活から帰国したばかりの公爵、サイモンだった。二人は意気投合し、あるたくらみを思いつく。”つき合っているふり”をすれば、独身主義者サイモンは”野心に満ちた母親とその娘”たちから逃れられるし、しばらくして解消すればダフネに”公爵を振った”という箔がつく。望ましい男性からはいい友人としか見られない現状を変えられるだろう−−−。初めは縁起だったはずが、やがてサイモンはこの状況を楽しんでいることに気づく。しかし自分には、ダフネの欲しがる家庭を与えることはできない・・・。すれ違う恋の結末は?<ブリジャートン>シリーズ待望の第1作!
ブリジャートンシリーズ、というからにはこれから続けて刊行される予定かな? ブリジャートン家は8人兄弟、上からアンソニー、ベネディクト、コリン、ダフネ、エロイーズ、フランチェスカ、グレゴリー、ヒヤシンスと名前の頭文字が「A〜H」までお揃い。その中のダフネが今回は主人公だけど、兄のアンソニーとベネディクトはすでに見目麗しい青年のようなのですぐにお話が続くのでしょう。
まさに「独身主義者」と「野心に満ちた母親とその娘」たちの戦いから始まるのですが、アンソニーとベネディクト、コリンが自分達の母親が”野心に満ちた母親”でダフネが引き回されているところを助けに行かなきゃ!と言いつつ怖くて近寄れない、なんてユーモラスな場面があります。
アンソニーは亡父の代わりに一家の家長を務め、コリンは一家の中の一番のお調子者、と何となくキャラが分かりますが、ベネディクトは?次作はぜひベネディクトのお話にしてほしいなぁ〜と。
さて本編の中にはダフネが結婚する直前、母親から「夫婦のお勤め」について聞くシーンがあります。 これがまた、まぁ、なんていうか、歯切れの悪い母親で(笑)。
とはいえ、こんな話ガツガツされてもおかしいですが、子供ができる行為、と知ったダフネに「つまりお母様はそれを八回もしたということ?」と聞かれてしまう始末。そして即、「違うわ!」と否定すると、更に「でも八回していないとおかしいわよね?」とつっこまれ結局「八回以上したということよ」と言わされる。まぁ子供に回数を聞かれるなんて・・・ハッキリ言わない母親の自業自得ではありますが、ちょっと可愛いお母さんでした。
全体的には、前半のダフネとサイモンの軽妙なやり取りと後半の愛情深さが感じよく思います。 シリーズ第一作ということで色んな登場人物が出たのも仕方ないかもしれませんが、ちょっと集中力が欠けてしまう一因にもなってしまって。次作以降期待です。
テーマ:ロマンス - ジャンル:本・雑誌
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