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『王家(モナーク)の蝶 上・下』 エリカ・スピンドラー
シカゴの高級宝飾店モナークは、かのティファニーと肩をならべるほどの一流ブランド。代々一族の女性だけが才能を受け継ぎ、トップデザイナーとして君臨してきた。女の子の誕生を待ちわびるモナーク家についに新たな子供が誕生した。輝く宝石のような肌をした、女の赤ちゃん。しかし幸せなはずの母マデリンは不吉な風邪に身を強ばらせた。娘を執拗に見つめるあのまなざし。この家には邪悪な何かがうごめいている・・・。
王家(モナーク)の蝶〈上〉
エリカ スピンドラー Erica Spindler 神津 ちさと
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エリカ・スピンドラーの長編、上下巻。
上巻では、モナーク家の宝石、女の赤ちゃんグレース(=スカイ)を守るために家を抜け出したマデリンと、彼女達が行き着いたカーニバルの一座の中での生活のお話。そのカーニバルでスカイはチャンスに出会う。
マデリンとスカイはいつも追われる生活をしてきたが、スカイにはその理由が分からない。
そしてとうとう追い詰められたマデリンはチャンスにスカイを託して姿を消す。
そう、ここからの場面が一番良かった!
18歳のチャンスが13歳のスカイを連れてなんとか生きていかなくてはならず、自分達の未来に先がないことでお互いを憎まなくて済むようにスカイを置いていってしまうこと。
当然、数年後に二人は再会するけれど、置いていかざるをえなかったチャンスの気持ちが伝わってきて切なくなる。
下巻では、才能を開花させたスカイがモナーク家に事情を知らされずにデザイナーとして雇われるけれど・・・ここからの展開がイマイチ中途半端で残念な気も。
とはいえ、前半のチャンスとスカイの絆を描く部分がとっても良かったからかえって後半あっさりしてないと読みきれなかったかもなぁ〜とも思います。
【2008/03/11 14:28】
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