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『運命のいたずら』 ジェイン・A・クレンツ
高名な人類学者だった伯母の荷物を整理するため、ハナはカリブの孤島サンタ・アイネズ島に旅立とうとしていた。島での素朴な生活を愛し、生涯独身を貫いて県きゅに没頭した伯母。信念を持った彼女の生き方にハナは敬意を抱いていた。遺品に触れ、伯母の研究と人生を深く探ってみよう・・・。空港で、ハナを呼ぶ声がした。ギデオン・ケージ!弟の会社を乗っ取ろうとした凄腕の投資家だ。なぜか彼は、旅に同行したいと言ってきた。

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つい2ヶ月ほど前に、どこかのブログで「アマンダ・クイック=ジェイン・A・クレンツ」、
という記事を見て(ようやく知って・・・笑)、買ってきました。
アマンダ・クイックは私的にかなり好き!な部類ですが、ペンネーム使い分けてるだけあって
だいぶ雰囲気が違います。

アマンダはヒストリカルロマンス、ヒロインは無邪気でちょっと無鉄砲だけど
純粋で優しく可愛らしい感じが多いですが、
こっちらのジェインは(他作も少し読んでみたところ)、現代的なキャリア・ウーマン、
辛らつなことも言うけれど、自分の道を模索ししっかりと歩んでる、という印象でした。


この運命のいたずらもそういう意味では「自分の道を模索しているヒロイン」ですね。
進路指導カウンセラーという職で、あれこれ忠告するのが仕事ですが、
自分が忠告されることにはあまり慣れていない様子。

でも職業柄ヒーローにもあーでもないこーでもない、と思わず忠告。。。
そんな忠告にヒーローは「あなたにああすべきだ、こうすべきだと言われるのが好きなんだ」と(笑)。
忠告は優しさから出てくる言葉で決して嫌味ではない、そんな感じのよさがあります。

ところが、ヒロインは自分の道を模索していく過程で色々思い悩みます。
「優しくて気立てがよくて親切だと、あなたに言われても侮辱だとしか思えないわ。
つまり弱くて愚かで傷つきやすいという意味に聞こえるもの」

前者と後者が全く違うものなのに、なかなかそれに気づきません。
そのせいで後半ヒロインは中々イライラする性格に変わってるのですが・・・それも本当の道を
探すための過程(ちょっと長いかなぁ〜って気もしなくもないけど)。

ヒロインが成長していく過程を一緒に追えることが楽しかったし、ヒーローに訪れる転機も
なかなか大人な感じでよかったです。


テーマ:ロマンス - ジャンル:本・雑誌