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『裏切りは愛ゆえに』 カレン・フェネック
12世紀イングランド。女領主キャサリンの居城は、敵の猛攻にさらされていた。頼れるのはかつての婚約者ド・ローラン卿のみ。窮状を聞いた彼は、結婚を条件に、城の奪還を約束するが、5年前に婚約を一方的に破棄した彼女の裏切りを許してはいなかった。しかもキャサリンには秘密があった。攻められる直前、彼女は死別した夫の息子を出産していたのだ。偽りと裏切りが交錯するなか、夫婦となった二人のあいだに芽生える熱い想いとは・・・。

裏切りは愛ゆえに (扶桑社ロマンス フ 36-1)裏切りは愛ゆえに (扶桑社ロマンス フ 36-1)
カレン・フェネック

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ヒロインは領地を豊かに実らせ、使用人に慕われる優しく気骨のある性格。
ヒーローは相手を思う優しさがある男性。

「優しさ」って二種類あるって話をちょっと前にある人としたばかりなんですが・・・
例えば、落とした物を拾ってあげるとか、ドアを開けてあげるとか、そういう一般的に誰にでも合う優しさと、相手のことを考えるからこそできる優しさ。

例えばこの本だと、ヒーローがヒロインの死産した娘の埋葬をヒロインには知らせずに済ませてしまいヒロインは嘆き悲しむのですが、実は死産した赤ん坊は死んでいるのに敵に見つかって首をはねられてしまっていました。そんな悲しい姿を見せたくないがためにヒーローは断りもなく埋葬してしまいます。

作中では、随所にそんな風に「相手を想うからこその優しさ」が見えるのですが・・・お互い信頼しきれずに、結局はすれ違ってしまいます。うーん、残念。

でもね、ちょーっと思うのは、そんなにこだわらなくてもいいんじゃないかな?って。
特にヒロイン!もっと前に打ち明けようよぉ〜。

だってエンディングがね、もっともっとハッピーエンドを味わいたかった(笑)。
それまで散々すれ違ったふたりだからこそ、周囲も含めたハッピーエンドが読みたかったなぁ〜。
ヒーローのお母さんとか弟とか・・・あ、お母さんの話はあんまり伏線っぽくなくて無用だったかも。

とはいえ、最後のハッピーエンドを待ち望めるヒロインとヒーローでした♪
途中の展開は好みじゃない所もあったけど(もうちょっとスッキリしてても良かった)、新人作家さんとのことなのでこれからが楽しみです♪

 

テーマ:ロマンス - ジャンル:本・雑誌